新聞に取り上げてもらいました。|京都のハウスクリーニング【ねこの手ジャパン】

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新聞に取り上げてもらいました。

2016/05/25

新聞に掲載されましたので全文を紹介します。

福島被災者 美里で便利屋

引っ越しから買い物までさまざまな仕事を代行する便利屋「ねこの手ジャパン」(本社・京都府)が、美里町に支店をオープンした。
設立したのは、東京電力福島第1原発事故で福島県から京都府に自主避難した紺野英明さん(44)。
来春以降、仮設住宅の入居期限を迎える被災者が増えるため、引っ越しの需要も増えると予想されており、紺野さんは「古里・東北で、少しでも被災者のお役に立ちたい」と意気込んでいる。【鈴木一也】

京都に避難・紺野さん
「古里・東北で、お役に」

紺野さんは福島県いわき市出身。
同市内で妻と子ども4人の6人で生活していたが、2011年3月の原発事故が一家を大きく揺さぶった。
紺野さんは家族の被ばくを心配し、それまで勤めていた同県内の運送会社を辞め、京都府宇治市に自主的に避難した。

避難先の府営住宅には、ほかにも多くの被災者が避難生活を送っていた。
職もなかなか見つからないなか、近所の住民らが毛布など生活物資を無償で譲ってくれるなど、手厚いサポートを受けたという。
「住民の人たちに恩返ししたいという気持ちと、同じ被災者の雇用を何とかしたいという気持ちが次第に大きくなっていきました」。
紺野さんは同年、宇治市に前身の「便利屋ねこの手」を設立した。

縁もゆかりもない場所だけに、最初は手探りの状態が続いた。
引っ越しの作業だけでなく、庭の草むしりや照明の取り替えなどどんな小さな仕事でも請け負った。
料金は1時間3000円と、同業他社と比べて格安の料金に設定した。

営業開始から1年が過ぎたころ、利用者が増えて経営も軌道に乗ったという。
現在は京都や大阪、奈良などに顧客約5000人を抱えるまでに成長した。
「関西の人たちに支えられたおかげで、今の自分がある。ただ東北に戻りたいという気持ちもありました」

そんな時、知人の運転手、川名康弘さん(46)=美里町=が、紺野さんのもとを訪ねてきた。
派手な装飾やパーツを取りつけた「デコトラ」を駆り、石巻市などでボランティア活動を約20年間続けてきた川名さんが、「ねこの手ジャパン」のスタッフの働きぶりを見て、「俺も一緒にやりたい」と申し入れたという。
川名さんは「自分は器用じゃないけど、人の役に立ちたい思いはずっとあった」と振り返る。

紺野さんもこの申し出を受け入れ、今年3月11日、川名さんが住む美里町の自宅に新たな支店を設立した。
現在、川名さんは運転手の仕事を続ける傍ら、同社の支店長として電化製品の修理技術などを学ぶ日々が続く。

同社がカバーするエリアは、仙台市北部や大崎市などが中心だが、仕事の依頼があれば県内全域に駆け付ける。
今後は福島県まで営業範囲を広げ、仮設住宅から引っ越す被災者らの支援をするつもりだ。
紺野さんは「被災地は独居の高齢者が多い。どんな小さいことでもいいので、困ったことがあれば頼ってほしい」と呼び掛ける。
問い合わせは、ねこの手ジャパンのフリーダイヤル(0120・09・7878)。年中無休。

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〒619-0202
京都府木津川市
山城町平尾上垣内10番地

<東北支店>
〒987-0006
宮城県遠田郡美里町関根字苗代江122

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